バストアップの秘訣

 

視床下部と女性ホルモンの関係

固くゴツゴツした男性の体に比べ、女性の体は丸く柔らかです。
子供の頃は、男女ともそう違った体型をしていないのに、
10台半ばごろの思春期を境にして、男はより男らしく、
女はより女らしい体型へと様変わりします。
体全体に丸みを帯び、バストが盛り上がり始め、ヒップが丸く大きくなります。
性器も発達し、皮膚も艶を増して輝くように白くなっていきます。
「鬼も十八、番茶も出花」といいます。これはイカツイ鬼でも18歳くらいの
時には、それなりに綺麗になるものだ、という古くからの言い回しですが、
この鬼さえも娘らしくしてしまう現象が、第二次性徴と呼ばれるものです。

 

その原因はホルモンにあります。
思春期には、女性ホルモンが多量に分泌されるために「女性化」がどんどん
進行するのです。女性ホルモンは卵巣から分泌されます。
しかし、ただ黙っていても自然にホルモンが分泌されるわけではありません。
そのために卵巣に「女性ホルモンを分泌しなさい」という指令が出されます。
この元になるのが視床下部です。視床下部から出た指令は、先ず脳下垂体に
伝達され、そこから卵巣に指示されるシステムになっています。
視床下部からの指令が出ないと、いつまでたっても「女の子」のままで、
「女」なりきれないのです。

 

さて、視床下部がコントロールするのは、ホルモンと分泌とバランスだけでは
ありません。自律神経系も、その支配下においています。
自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、内臓の全てと血管、腺など、
人間の意思とは関係なく働いている器官のさまざまな機能をつかさどっています。
それだけに、調整がいったん狂い出すと、動悸。息切れ、不眠、冷えなどの
自律神経失調症をもたらし、ホルモンバランスの崩れとともに、女性を様々な
不定愁訴で苦しめる原因となります。
視床下部は、このように女性の成長と美容、健康にとても深い関係を持っているのです。
あなたのバストの命運もこの視床下部が完全に握っており、その働き次第で
形も大きさも決まってしまう仕組みになっています。